04-7131-2000

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リハビリテーション部

リハビリテーション部

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柏たなか病院リハビリテーション部では基本理念『すべては患者様のために』をモットーに、急性期~回復期、そして生活期(院内1階通所リハビリテーション)まで、入院・外来ともにすべての病期の患者様に対してリハビリテーションを実施しています。患者様の病態に応じた適切な目標を設定し、患者様主体のエビテンスに基づいた積極的なリハビリテーションに全力を注いでいます。

回復期リハビリテーション病棟60床をはじめ、全512床の患者様および外来患者様に対して充実したリハビリテーションを提供すべく、総勢108名の療法士が多職種協同(チームアプローチ)の考え方に基づき、日々患者様の身体機能および身体能力や日常生活動作能力の回復に努めています。免荷式歩行訓練機器や神経促通電気治療器等の最新機器も完備しています。

基本理念

『すべては患者様のために』
すべての患者様に対して病態に応じた適切な目標を設定し、患者様主体のエビテンスに基づいたリハビリテーションを提供します。

基本方針

・リハビリテーション医療の発展および学術的貢献に努めます。
・接遇を徹底した上でコミュニケーションを大切にし、患者様のニーズ達成に努めます。
・他部署との連携を図り、チーム医療の提供に努めます。
・感染予防に取り組み、安全で質の高いリハビリテーションを行うように努めます。

施設基準

・脳血管リハビリテーションI
・運動器リハビリテーションI
・呼吸器リハビリテーションI 
・廃用症候群リハビリテーションI
・がんリハビリテーション
・回復期リハビリテーション病棟入院料1

リハビリテーションについて

理学療法

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある患者様に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段で治療を行います。

理学療法の直接的な目的は運動機能の回復ですが、日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的には生活の質(QOL)の向上を目指します。病気、けが、高齢など何らかの原因で寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になると、一人でトイレに行けなくなる、着替えができなくなる、食事が摂れなくなる、外出ができなくなるなどの不便が生じます。

理学療法では病気、障害があっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを大切にします。

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作業療法

作業療法では基本的動作能力(運動や感覚、精神、認知などの心身機能)、応用動作能力(食事やトイレなどの日常生活動作から趣味活動まで)、社会適応能力(地域活動への参加、就労、修学)の3つの能力を維持、改善し「その人らしい」生活の獲得を目標にします。

心や身体に病気・障害を持った方々の生き方・価値観・思いを大事にしながら、再び一人ひとりがその人らしく生活できるように支援します。

住み慣れた社会の中で、それぞれが生きがいを持ち、豊かに生きるための生活の実現に向けたリハビリテーションを提供致します。

上肢機能訓練

麻痺の症状により手が動かしにくくなった患者様に対しIVES(随意運動介助型電気刺激装置)を使用して麻痺の改善を図ります。筋肉の刺激を電気信号として読み取り、動きに応じた電気刺激を筋肉に与えます。僅かな力を感じ取り電気刺激により大きくして作業を行う事で不可能を可能にします。

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日常生活動作(ADL)訓練

ご自宅の状況に合わせて日常生活動作訓練をします。福祉用具の提案や自助具の作成まで、患者様の理想の生活に応えられるよう最良の方法を提案致します。

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言語聴覚療法

脳血管疾患や神経難病により、摂食嚥下障害・構音障害・失語症・高次脳機能障害などを発症され、「食べること」「話すこと」「社会復帰」を目指す患者様に対し、評価・訓練・指導を行います。

摂食嚥下の評価・訓練

当院には嚥下内視鏡検査(VE)・嚥下造影検査(VF)が実施できる設備があります。嚥下障害でも「食べたい」という患者様の気持ちに寄り添い、食べられることを目指して嚥下評価・訓練を行います。訓練内容の1つとして電気刺激療法(低周波治療器postim)を導入しています。

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嚥下造影検査
医師立会いの下、嚥下造影検査を実施しております。詳細は以下のPDFをご参照下さい。
▶ 嚥下造影検査のご案内

言語訓練

言語訓練室が6部屋あり、個別訓練ができる環境が整っています。「ことばが出にくい」「呂律が回りにくい」などの症状がある患者様に対し、コミュニケーション訓練や発声訓練、構音訓練などを実施しています。

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高次脳機能の評価・訓練

脳血管疾患や交通事故により高次脳機能障害(注意障害・記憶障害・遂行機能障害など)を抱える患者様に対し、作業療法士と協働して評価・訓練・指導を行います。退院後は外来リハビリや通所リハビリへ繋ぐ体制を整えています。

認定・資格

認定・資格内容 取得者人数
認定理学療法士(運動器) 1名
認定理学療法士(脳卒中) 1名
3学会合同呼吸療法認定士 2名
心不全療養指導士 7名
回復期セラピストマネージャーコース修了 1名
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 2名
サルコペニア・フレイル指導士 1名
脳卒中下肢装具アドバイザー 3名
LSVT®LOUD認定取得者 2名
LSVT®BIG認定取得者 1名
がんのリハビリテーション研修修了 16名

リハビリテーション室

ケアキューブの2階と3階に二つのリハビリテーション室があります。各階にテラスがあり、砂利道や芝生といった応用歩行の練習場所や屋外を一望できる景色も患者様に好評を頂いております。屋外テラスで応用歩行訓練や立位訓練、車椅子での外気浴なども行えます。

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リハビリ見学のご案内

短時間ではございますが、入院している家族様がリハビリテーションに励んでおられる姿を飛沫防止アクリル板越しにご見学頂くことが可能です。詳細は以下の通りです。
※見学前の問診の結果、発熱等の理由により見学をお断りさせて頂く場合がございます。ご了承ください。

問い合わせ先04-7131-5602(リハビリテーション室直通 16:00~18:00)
対象者患者家族のみ(ケアマネージャーは可)
場 所2階リハビリテーション室内 見学ルーム
時 間9時30分~11時30分
13時30分~16時30分 の間で15分以内
人 数1患者につき3名のみ。3名は同時に見学室へ入室して頂きます。
頻 度1回/週まで(月~日を1週間といたします)
その他※平日は正面入り口、土午後・日・祝日は1階警備室(救急外来)横入り口より入館していただけます。見学の際はマスクの着用・検温・手指消毒・問診表記入にご協力をお願いします。

▶ リハビリ見学室

誠に勝手ながら、2024.4.1~2024.4.22の期間につきましては、新人研修の為、リハビリ見学は中止とさせていただく予定です。詳しくは、新着情報にてご確認ください。

▶予約・見学時の注意事項

提供しているリハビリテーションサービス

入院リハビリテーション

脳血管疾患・運動器疾患・呼吸器疾患・がん関連疾患のリハビリテーションを急性期~回復期、生活期まですべての病棟において365日・年中無休体制で臨んでいます。質の高い内容と1分1秒でも多くの量、その両立に努めています。

外来リハビリテーション(医療保険にて医師が必要と判断した患者様が対象)

運動器疾患を中心として、その他脳血管疾患や呼吸器疾患のリハビリテーションも実施しています。疼痛緩和や機能改善、日常生活動作能力向上などを目標に、多くの患者様が通院されています。

通所リハビリテーション(要介護被保険者対象)

院内1階に通所リハビリテーションを併設しています。療法士による個別リハビリテーションに加え、6種類のパワーリハビリテーション機器での運動も提供しています。リラクゼーション効果や疼痛緩和等が期待できるウォーターベッド型マッサージ器も完備しております。
▶ デイケアのご案内
▶ デイケアの特徴

回復期リハビリテーション

脳血管疾患や骨折などのため急性期病院で治療や手術を受けて、状態が安定し始めた発症から1~2ヶ月後の状態を回復期といいます。この回復期といわれる時期に1日最長で3時間の集中的なリハビリテーションを行い、低下した身体機能や能力を再び獲得するための病棟を回復期リハビリテーション病棟といいます。

当院回復期病棟では患者様の身体機能の回復や日常生活で必要な動作の改善を図り、寝たきり防止と社会や家庭への復帰を目的としたリハビリテーションを実施しています。最新の治療機器を備え、充実したリハビリテーション室にて、熱意あふれる療法士が患者様の回復をサポートいたします。

また、患者様一人一人に合わせたリハビリテーションを、医師、看護師、ケアワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士等が共同で考えて提供いたします。

▶ 回復期リハビリテーション病棟のご案内
▶ 回復期リハビリテーション病棟の特徴

装具外来のご案内

装具の新規作製、修理、再作製などに対応する外来を開始いたします。
▶ 装具外来のご案内

※ 装具外来に関するお問い合わせはこちら

自動車運転評価のご案内

当院の自動車運転評価は、ドライブシミュレーターの導入・教習所との連携(実車評価)により詳細な評価が可能です。
※すべての患者様が実車評価の対象とはなりません。
脳卒中発症後にもう一度、自動車を運転したいとお考えの方は外来、入院問わずお問い合わせ下さい。

▶ 自動車運転評価のご案内

※自動車運転評価に関するお問い合わせはこちら