「食べ物をのどに詰まらせたことの実態及び当院での取り組みに関する研究」のご協力のお願い
-2011年4月1日~2022年3月31日までに入院されていた方について-
1. 研究の意義と目的
窒息の頻度は、認知症、脳梗塞、統合失調症、うつ病に罹患あるいは既往を有する者に多いとしている。また、精神疾患患者における窒息の頻度は一般健常人に比べて極めて高く、一般人口の30倍以上であったとの報告もある3)。年齢別発症分布では、乳幼児と高齢者に多いが、総数としては高齢者が大半を占め、今後も増加が予想される。当院の年代別入院患者の70代以上の割合が約35%になり、窒息リスクの高い患者が多い当院にて窒息事故の傾向を調べ、これまでの対策と取り組みをまとめることは重要であると考えられる。その上で、今後継続して取り組むべき対策をまとめたい。
2.研究の方法
- )研究の対象となる方
2011年4月1日~2022年3月31日までに入院されていた方で、その間に食べ物をのどに詰まらせたことがある方。 - )調査期間
2023年9月30日まで。 - ) 研究方法
食べ物をのどに詰まらせたことの報告が病院にある方の年齢、性別、病名、発生日、時間、食事介助の有無、転帰、窒息物、食事形態、その他食事に関する情報、BMI、アルブミン値、喫食率、摂食嚥下評価などの情報を収集し、精神科病院で起こる窒息の傾向と対策、取り組みを検討します。
3.個人情報の保護
集めたデータは個人が特定できないように処理され、研究の終了時に破棄されます。
4.研究結果の公開
学会発表ならびに論文にして公開する予定です。
この研究で得られた成果を専門の学会や学術雑誌に発表する可能性があります。成果を発表する場合には、研究に参加していただいた方のプライバシーに充分に配慮します。個人を特定できる情報が公表されることはありません。
<本研究に関する連絡先> 所属 :長谷川病院 看護部 氏名 :森光朋子 住所 :東京都三鷹市大沢2-20-36 TEL 0422-31-8959 | <苦情等の窓口> 長谷川病院倫理委員会事務局 〒181-8586 東京都三鷹市大沢2-20-36 TEL 0422-31-8600(代) |