「認知症病棟での疥癬の集団感染に対する感染対策に関する研究」のご協力のお願い
-2021年2月19日~2023年2月14日までに入院されていた方について-
1.研究の意義と目的
疥癬は、かゆみや発疹などの症状が出る皮膚の感染症です。認知症の患者様はその疾患の特徴から、かゆみなどの症状を伝えられないことにより、疥癬の発見が遅れる可能性が考えられます。
また、加齢などで免疫力が低下すると、角化型疥癬と呼ばれる重症型の疥癬を起こすことがあり、その感染力の強さから、疥癬の集団感染を引き起こすこともあります。
今回の研究では、当院の認知症病棟での疥癬の感染傾向を調べ、これまでの対策と取り組みをまとめることで、今後継続して取り組むべき対策をまとめたいと考えております。
2.研修の方法
- )研究の対象となる方
2021年2月19日~2023年2月14日までに入院されていた方で、その間に疥癬の治療を受けたことがある方。 - )調査期間
2023年10月24日まで。 - )研究方法
認知症病棟において疥癬の治療をしたことがある方の治療開始日、治療内容、人数などの情報を収集し、認知症病棟でおこる疥癬の傾向と対策、取り組みを検討します。
3.個人情報の保護
集めたデータは個人が特定できないように処理され、研究の終了時に破棄されます。
4.研究結果の公開
この研究で得られた成果を専門の学会や学術雑誌に発表する可能性があります。成果を発表する場合には、研究に参加していただいた方のプライバシーに充分に配慮します。個人を特定できる情報が公表されることはありません。
この研究にご質問等がございましたら令和5年8月31日までにお問い合わせ下さい。ご自身やご家族の情報が研究に使用されることにご了承いただけない場合には、研究の対象といたしません。またこの場合にも、治療や看護などの病院サービスに不利益が生じることはございません。この期間中にお申し出がない場合は、ご了承されたものとさせていただきます。
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