011-571-5103

文字の大きさ

 

整形外科の紹介

整形外科

当院整形外科は高齢社会における脊椎、四肢関節の変性疾患の増加に対して札幌市および周辺地域の基幹病院と地域連携協力し、手足や背骨の骨折、頸椎症(けいついしょう)、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア、骨粗鬆症、変形性膝関節症、外反母趾など様々な疾患に関する保存治療、手術治療を行っています。
足腰が痛くて思うように歩けない、長時間立っていられない、または座っていられない、立ち上がったり座ったりするのが困難、手指が思うように動かない、など年齢とともに気になる症状が出た方は是非ご相談下さい。また、今後は、膝、足関節などのスポーツ障害や外傷などの治療にも力を入れていきます。若い活動性の高い方の御来院もお勧め致します。

椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)


―注射で治る腰椎椎間板ヘルニアもあります―

これは保存療法と手術療法の間に位置付けられる治療方法となります。これは身体への負担が非常に少ない治療方法です。新しい治療方法なので、当院のような脊椎脊髄外科の認定専門医のいる病院で行うことが義務づけられています。

椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)の紹介

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症の治療には、くすり、コルセット、リハビリ、神経ブロック、そして手術があります。腰部脊柱管狭窄症は徐々に症状が進行します。神経の圧迫が明らかでなかなか症状が良くならない場合には手術を考えます。

■ こんな症状はありませんか?

(1)歩き始めると、次第に腰や足が痛くなり、歩くのが嫌になる。休むと楽になり、再び歩くを繰り返す。
(2)歩くと腰や足が痛くなるのに、自転車だとどこまでも行ける。
(3)椅子に腰掛けると洗い物ができる。

上記のような症状がある場合、腰に原因がある『腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)』なのかも知れません。
このような症状でお困りの方は当院整形外科を受診されることをお勧めします。

腰部脊柱管狭窄症について

ロコモティブ・シンドローム(ロコモ)

骨、関節、筋肉など足腰(運動器)が弱ってしまい自分で動く力(移動機能)が落ちてしまった状態をロコモといいます。ロコモが進行すると、介護が必要になったり寝たきりになったりする危険性が高くなります。

ロコモ度テストの結果、ロコモ度2~3に当てはまる方は、自立した生活が困難になるリスクが高いです。足腰の痛みがある場合は、運動器疾患の可能性や治療が必要となる可能性があります。気になる症状がある方は、当院整形外科を受診されることをお勧めします。

ロコモティブ・シンドローム(ロコモ)について

頸椎症

首の骨(頸椎といいます)が加齢による変化を原因として、その構造に変性(骨棘形成、靭帯肥厚、椎間板膨隆など)が起こる疾患です。首まわりや手足の痛み・しびれ、動かしずらさなどの症状を出すことがあります。

上記のような症状がある場合、脳の病気、神経そのものの病気も考えられますが、頸椎に原因があることもあります。頸椎には脳から連続する脊髄、そこから枝分かれして腕や手に伸びる神経があります。
頸椎症は、a.頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)と、b.頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)に分類されます。

どちらも比較的日本人に多い疾患です。気になる症状があれば単なる「肩こり」・「年齢のせい」だと自己判断せず当院整形外科専門医にご相談ください。

頸椎症について

変形性膝関節症に対するO脚矯正治療

日本人は、少なからずO脚(立つと膝の間が開く変形)の人が多く、体重のかかる軸が膝の内側を通り、変形性関節症などの発症および進行の原因となります。進行し過ぎると人工関節などの治療の対象となりますが、農業漁業などの肉体労働やスポーツ活動、登山などの趣味、正座が可能で和式の生活や茶道華道など正座が必要な趣味の継続を希望される場合は、将来的に人工関節に代える事無く、自分の膝を温存する治療法を選択することをお勧めします。

当院では、O脚矯正術をそれぞれの症状に合わせて数種類のうちから選択して行っており、年齢制限はありません。膝の内側が痛くてO脚が気になる方はご相談下さい。

 

人工膝関節手術

変形性膝関節症が進行して、膝の軟骨がすり減り骨が出てしまうと、痛くて近所への外出も辛くなります。また、膝の曲げ伸ばしの動く角度も少なくなり、家での立ち座り動作なども上手く行かなくなります。

こういった場合は、悪くなった関節の表面を金属とプラスチックで出来た人工関節に換えることで痛くなく歩けるようになります。膝の痛みのために家に閉じ籠もりがちになる前の手術をお勧めいたします。

 

外反母趾の矯正術

外反母趾は、足の親指の付け根が内側に突出して親指が外側に曲がって痛くなる変形です。指の付け根の骨の横アーチが崩れて横扁平足になることが主な原因です。治療は、変形が軽度の場合は、装具や専用の中敷きで痛みを軽減できますが、中等度以上の変形は手術で治します。手術方法は、変形の度合いに応じて矯正骨切術や腱靭帯の移行術を組み合わせます。手術後は形の良い足となり痛みも軽減します。

当院では、足指のつまむ力を温存して、日本人特有の草履の履きやすさにも配慮した手術を工夫しています。

 

膝のスポーツ障害、外傷に対する関節鏡視下手術

スポーツや仕事中に膝を捻ったりして痛みが続く場合、関節の軟骨や半月板、靭帯などに損傷がある場合があります。サポーターなどの使用や運動療法で改善することもありますが、放置すると悪化してゆく場合もあり、関節鏡というファイバースコープで手術処理をすることもあります。

小さな傷で済み、入院期間も短く、スポーツ選手や力仕事の方にはお勧めです。

上肢疾患について

・肩の痛み、肩が上がらない
・手のしびれ
・腱鞘炎(けんしょうえん)
・手や手首にできやすいしこり

その他、上肢には多くの疾患がありますが、肩から指先にかけて困っている・気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

上肢疾患について