呼吸器疾患に対する理学療法
呼吸器疾患を抱える患者さんにおいて、呼吸リハビリテーションは重要な治療の1つです。呼吸リハビリテーションの中でも、最も大切な要素は手足を鍛える「運動療法」です。呼吸器疾患の患者さんの多くは、息切れのために日常生活で動かなくなり、足腰が弱ってしまうからです。
息切れが起こることを恐れて、寝てばかり、座ってばかり。
徐々に身体機能が低下して、息切れはもっと悪化。
ますます動けなくなり、食欲も落ち、
気力までなくなる。
風邪などを引きやすい体に。
COPD重症化
一方で、日常生活の中で、活動量を維持するために動いていれば、足腰の筋力も低下することなく維持されます、したがって日常生活を自分自身で行い、多少の息切れがあっても患者さん自身の行動範囲を広げることが「運動療法」の第一歩になります。
動作や呼吸の仕方の「コツ」を身に着け、日常生活を一歩広げてみませんか?
運動を行うことで
感染に負けない
体力をつけます
息切れが
軽減します
効果的に体を動かすことができます
健康寿命を伸ばす
ことができます
呼吸リハビリテーションの目的
・息切れの軽減
・運動耐容能(持久力、有酸素能力)の改善
・健康に関連した生活の質(QOL)および日常生活活動動作(ADL)の改善
・不安や抑うつの軽減
・長時間作用性気管支拡張薬の効果の向上
当院での呼吸リハビリテーションの特徴
1.総合テストにて患者様の状態を把握します
体重、筋肉量、筋力、呼吸機能、運動能力などをテストし、現在のお体の状態を把握します。
2.呼吸リハビリテーションの内容
・体幹ストレッチ
・エルゴメータでの体力トレーニング
・マシン・重りを使った筋力トレーニング
呼吸器プログラム終了患者様の声
・いっきに上がることができなかった地下鉄の階段が
休憩なしで上がれるようになった。
・リハビリに来るようになって、動くのが本当に楽に
なった。
・よく歩けるようになったから、よく眠れるようになった。
・孫とイタリア旅行に行くことができた。一緒に歩き回れるか
心配だったけど、歩けたんだよ。
・谷汲山へ行ってきました。去年はとても上がれなかった階段が、
今年は上がれたんです。本当に嬉しかったです。