放射線科の紹介
●放射線科では、さまざまな撮影装置を用いて診断や治療に役立つ画像情報の提供に努めています。
撮影した画像は、院内ネットワークを通して、各科の診察室モニターで比較参照することができます。
●CT・MRI検査の画像は、放射線専門医師が読影してレポート報告しますので信頼性の高い検査結果が
得られます。また、地域連携した他医院の先生方からの検査依頼も受け付けております。
●人間ドック部門は、胸部画像・胃検査画像・乳房画像の全てがWebを利用した遠隔読影システムを活用し
て2次読影を行っており検査結果の精度向上にも心がけています。
●地域の皆さま方をはじめ、地域連携した医院の先生方からも安心・信頼してご利用していただくために、
ほぼ全てのモダリティを24時間対応できるようにしています。
CT(Computed Tomography)装置
CT検査はX線を使って体の撮影を行い、得られた信号をコンピュータで処理して画像にするものです。
基本的に水平断といわれる輪切りの画像を提供しますが必要に応じて冠状断、矢状断、CT画像を立体化(3次元画像化)し、より診断しやすい画像を提供出来るようになりました。
当院の64列マルチスライスCTでは、冠動脈(心筋を栄養する動脈)や心臓そのものを描出する事に長け
ており、その他の部位においても高精細な画像を短時間で得ることが可能です。
東芝メディカル Aquilion 64
MRI(Magnetic Resonance Imaging;磁気共鳴画像)装置
MRI装置は強力な磁石と電波を使用して、体中に豊富にある水素原子核を共鳴させて画像化します。
必要に応じた任意の断面像が 直接得られ、様々な撮像手技を用いることでCT検査とは異なる情報が
得られます。 CT装置と似た形をしていますが、放射線は使用しないため、被ばくの心配はありません。
血管を描出するMRA(MR Angiography)と呼ばれる画像を比較的簡単に(造影剤を使用せずに)撮像する
事もできます。
シーメンス Magnetom Symphoy
X線透視装置
X線透視検査とは、造影剤を使用して消化管や泌尿器系・婦人科系の臓器を、X線透視のもと確認しながら撮影していく検査です。他にもX線透視は、様々な検査や処置(骨折の整復など)の補助的役割としても用いられています。
日立メディコ DHF-155HⅢ
乳房撮影装置(マンモグラフィ装置)
マンモグラフィは病変を分かり易くするために乳房を圧迫し広げて撮影を行います。患者さまによっては少し痛い検査になりますが、いつまでも痛みが残ることはありません。検査の際は少しの間、御協力をお願いいたします。 当院では、精度管理中央委員会の認定を受けた女性技師が指導のもとに撮影いたしますので、安心して検査をお受けください。
富士フィルム AMULET Innovality FDR MS-3500
一般撮影装置
当院の一般撮影では、胸やお腹、全身の骨などのX線写真撮影検査を行っています。
X線写真撮影では、身体を透過したX線の吸収の差を白黒の画像として得ることが出来ます。
骨のX線写真撮影では、骨折や骨腫瘍などの有無、関節炎やリウマチ疾患などの診断をすることが
出来ます。
島津製作所 UD150L-40