先輩ナースインタビュー
先輩ナースインタビュー
新人看護師~3年目の看護師
手術室 R.Kさん
Q1:看護師として働き、嬉しかったことは何ですか?
オリエンテーションが終了し4月中旬より手術室で勤務しています。最初は分からないことだらけでしたが、新しいことが1つずつ出来るようになりました。また手術をした患者さんがリハビリを頑張って元気になっている経過を知ると“良かったな”と嬉しく思います。
Q2:どんな看護師になりたいですか?
看護師として目標が2つあります。
1つ目は、手順がしっかり頭に入っていて1つ先の行動が読める人になりたいです。
2つ目は、手術前から患者さんとの関わりを通して少しでも不安を緩和させられる看護師になりたいです。
Q3:自部署の教育体制はありますか?
分からないことは先輩看護師に質問しています。手術前の流れを確認したり、振り返りを行って次に繋がるようにサポートを受けています。
Q4:看護学生さんに向けてのメッセージ
看護師が活躍する場所は病棟だけではないので、手術室も選択の1つとして考えてほしいです!
内科病棟 H.Wさん
Q1:看護師として働き、嬉しかったことは何ですか?
患者さんのナースコール対応をした時に“あなたが来てくれて嬉しい。ありがとう“と、日常のちょっとした対応に患者さんから声をかけていただいた時とても嬉しかったです。
Q2:どんな看護師になりたいですか?
どんなに忙しくても自分たちの当たり前にしていること(大切にしていること)を疎かにしない看護師になりたいです!
Q3:自部署の教育体制はありますか?
新人教育担当者の先輩看護師が中心となって、業務のことや勉強のことをサポートしてくれます。
困っているとすぐに声をかけてくれるので、分からないことも聞きやすい雰囲気があります。
Q4:看護学生さんに向けてのメッセージ
働き始めると時間がなくなるので、学生のうちにしっかりと基本的な解剖を勉強しておいた方が良いと思います。
また本やネットだけではなく自分にあった方法を知っておくことも大切だと思います。例えばYouTubeで教育のチャンネルを見たりすのも勉強になると思います。
障害者病棟 A.Uさん
Q1:入職して約3年が経過し自分が成長したなと思う所はありますか?
本当にあっという間の3年間でした。新人の頃に比べると患者様への理解が深まったと思います。その他には、周囲をよく見て優先順位をつけて動くことができるようになりました。
Q2:これからはどんな看護師になりたいですか?
患者様やご家族に真摯に向き合い、安心して入院生活が送れるように関わりたいです。また患者様、ご家族に対して自分の家族のように大事にできる看護師になっていきたいです。
Q3:病棟の雰囲気はいかがですか?
とてもアットホームな感じで、すぐに相談しやすく働きやすいと思います。
Q4:看護師として自己研鑽するために、どのように工夫していますか?
基本的には“分からないことはその日に調べる”ということをマイルールにして、空いた時間でe-ラーニングや参考本(カンテキなど)を使用して勉強しています。
新人の頃は、先輩に助言をもらって調べたりすることが多かったのですが、今は自分がやらなければいけないことを自分で気づいて取り組んでいます。
整形外科病棟 W.Hさん
Q1:入職して約3年が経過し自分が成長したなと思う所はありますか?
自分の苦手な所、課題を解決しようと思い対策・工夫(情報収集の仕方、段取りのつけ方)をした結果、自分なりの優先順位をつけて1日の段取りをちゃんと考えられるようになりました。
Q2:これからはどんなキャリアを積んで行きたいですか?
やりたいことが多過ぎて悩んでいます。
今は整形外科病棟で勤務していますが、脳神経外科や循環器内科などの急性期でも学びたいと考えています。
Q3:病棟の雰囲気はいかがですか?
先輩は優しくて、何かあれば相談しやすいので働きやすいです。
Q4:看護師として自己研鑽するために、どのように工夫していますか?
その日に分からなかったことは忘れないようにワークシートの端に書きとめ、後で調べてノートにまとめています。
また、忙しいと疑問にも感じなくなってしまうので、病棟のスタッフと一緒に立ち止まりながら先輩も一緒に巻き込んで勉強するようにしています。
中堅看護師
特殊疾患病棟 Y.Sさん
Q1:Sさんは、1児のママですが、産休に入る前の働き方やサポートはいかがでしたか?
妊娠中はつわりが辛くて大変でしたが、師長さんや他のスタッフからは「大丈夫!」と声をかけてもらい、安心して無理なく仕事ができました。
家庭では、体調によっては家事をしない日もありましたが、実母、義母、夫がサポートをしてくれたのですごく助かりました。
Q2:育休明けの働き方はいかがですか?
育休後は同じ病棟に復職しました。よく知っているスタッフがほとんどなので安心して働いています。
働き方は、平日は9時~16時までの時短、土日勤務の際はフルタイムと曜日によって勤務時間を師長さんと話し合い調整してもらっています。
Q3:子育てと仕事の両立について、どのような考えをお持ちですか?
子供がいるとどうしても早起きしなくてはいけないのですが、それが思ったより大変でした。
しかし仕事はストレスではなく、逆に気分転換になってリフレッシュにつながっています。師長さんや病棟スタッフの理解や家族のサポートがあれば仕事と家庭の両立は可能だと思います。
外来 C.Tさん
Q1:今年の4月に緩和ケア病棟から外来へ異動になりましたが、その経緯を教えて下さい。
元々、私は日勤常勤で勤務していました。
夫の勤務がシフト制から完全に土日休みの勤務になったことで、なかなか休みを合わせることが難しくなったので、日曜日が休みの外来に異動希望を出して異動しました。
Q2:外来勤務には慣れましたか?
呼吸器内科や外科、化学療法室などで勤務したことで、「自分が経験していなかったことや知らなかったことが沢山あったんだなぁ」と感じています。
外来の仕事には慣れましたが、40歳からは学び直しのつもりで勉強したいと思います。
Q3:外来の雰囲気はいかがですか?
外来はママさんナースや非常勤の看護師も多いからなのか、定時で仕事を終わらせることが出来るようにテキパキとチームワークが良いです。
話しやすくて明るい雰囲気があるので働きやすいです。
看護主任
外来 S.K主任さん
Q1:外来はどんな部署ですか?
診療を受ける患者様に対してスムーズな診療介助ができるように全体をよく見て目を配ることが必要な部署です。
Q2:主任としてどのような管理を心がけていますか?
自分がスタッフだった時は、日々の小さな気づきや疑問は多忙だと解決しないまま忘れてしまう事が多々あったと思います。
しかし主任に昇格して常に全体を見て調整をする中で、スムーズな診療に繋ぐには1つ1つ丁寧に考え、対応・解決していくことが大切だと思い自分のできることから意識して取り組んでいます。
Q3:どんな主任になりたいですか?
スタッフの気持ちや困っていることをよく聞いて、一緒に考えながら解決していきたいです。
また私自身の経験から『自分の良い所を褒めてもらって自信に繋がった』ので、スタッフの良い所をわかって褒めることのできる主任になりたいです。
看護師長
療養病棟 R.H師長
Q1:管理する部署はどんな部署ですか?
私が管理する部署は療養病棟です。長期入院する患者様が多く、終の棲家となる方もいらっしゃいますので、自分達にできることは何かスタッフと一緒に常々考えています。
Q2:主任から師長へ昇格し心境の変化はありましたか?
主任の時は自分の部署のみを中心に考えていましたが、師長になったら病棟だけでなく他の部署のことやコメディカルなど病棟以外の周囲のことも全部含めて考えるようになりました。
Q3:師長としてどのような管理を心がけていますか?
スタッフの気持ちや思いを吸い上げることを心がけています。そして皆の意見を踏まえて、自分がどうやって管理しなきゃいけないのかを考えています。
また病棟は、皆の病棟なので意見交換をしながら皆で作り上げていきたいと思います。
Q4:どんな師長になりたいですか?
ひらけた師長になりたいです。
スタッフと患者様やご家族のこと、病棟のことなど考えや思いを共有していたいです。
認定看護師
緩和ケア認定看護師
患者様やご家族様に、かけがいのない時間を穏やかに過ごしていただきたいです。
私は学生時代に父親をがんで亡くしました。父親の死を通して、その人らしい最期を迎えるお手伝いがしたい・当時お世話になった看護師さんのようなご家族の苦しみも理解できる看護師になりたいと思い、緩和ケア認定看護師を目指しました。
緩和ケア認定看護師となり、現在は緩和ケア病棟のチームスタッフとして日々悩み難しさを痛感しながら働いています。これまでに学んだ知識と経験をスタッフ間で共有しながら、患者様やご家族様にとって何が最善かを常に多職種で話し合っています。
患者さんやご家族が、かけがいのない時間を穏やかに過ごしていただけることを第一に取り組んでいます。
感染管理認定看護師
現場のスタッフと力を合わせて感染対策に取り組んでいます!!
私は感染管理認定看護師として患者さんが安全な療養環境で入院生活を送れること、職員が安全に働けることを目標に日々、感染防止対策に取り組んでいます。
主な活動としては感染症情報の共有、感染症発生時の対応、スタッフ教育や啓蒙活動、院内ラウンド、サーベイランス、相談対応などがあります。
感染管理認定看護師として責任が重い活動ですが、患者さんや家族、病院で働くスタッフを院内感染から守るという使命にやりがいを感じています。
感染管理は一人ではできません。現場からの声に耳を傾けることを忘れず、スタッフがいつでも気軽に相談できる認定看護師でありたい。そして、ICT(院内感染対策チーム)や多職種と協働し職員が一体となって対応できる組織を目指します。
緩和ケア認定看護師
「癒やしとユーモア」のある緩和ケアを目指しています。
私が緩和ケア認定看護師を目指したきっかけは、がん終末期における症状コントロールに難渋し、患者様や、ご家族の悲嘆へ向き合うスタッフのつらさを目の当たりにした際、自分の未熟さを感じたからです。
日々、症状緩和に関する知識の向上につとめ、コミュニケーションスキルを用いて、患者様とご家族の価値観を尊重したケアの実践に取り組んでいます。そのためには、多職種による話し合いの場が大切だと感じています。
私は、教育課程の学びで得た「癒やしとユーモア」のある緩和ケアを目指しています。
ほんの一瞬でも心地よく、ホッとするような場を共有できることで、看護師も互いに癒やされるような看護につとめています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
患者様から「あなたがいてくれて良かった」と言われることが最大の喜びです。
私がまだ新人看護師の頃、今のように認定看護師という職種がなくストーマを作られた患者様の皮膚がただれて涙を流されたのを見たのが、この仕事を選んだきっかけで、「なんとかしてあげたい」「力になりたい」「笑顔が見たい」。その患者様との出会いが始まりでした。
医療の高度化・高齢化に伴い、今まで手術困難な症例でも「ストーマ造設」をされる方が多くいらっしゃいます。“排泄”という行為において、悩んでいられる方の生活に寄り添い指導していく中で自信を取り戻して社会復帰する姿に喜びを感じております。また、褥瘡やオムツによるスキンケアの相談も受け付けております。
人生100年時代「その人がその人らしく生きていく」これが私のモットーです。
がん化学療法看護師
患者様一人ひとりの生活と価値観を大事にしてがん治療との両立を支援します!
以前、化学療法に携わることが多い病棟で勤務していました。先輩認定看護師の看護ケアを行う姿に憧れを持ったことがきっかけになり、専門的知識を持って看護がしたいと思い、がん化学療法看護認定看護師を目指しました。
現在は、外来化学療法室で抗がん剤の投与管理、副作用の観察、患者様自身が副作用対策を出来るようにセルフケア支援を行いながら、治療中は患者様がリラックスして過ごしていただけるよう心がけています。
患者様は、生活や仕事、予後など様々な思いを抱えています。心配事の軽減ができるように一緒に考え、正しい情報提供や多職種と協働して安心して治療継続ができるように支援しています。
摂食・嚥下障害看護認定看護師
摂食・嚥下障害は食事がうまく食べられないこと全般の障害になります。原因は、脳血管疾患、神経難病、先天性疾患、術後の後遺症、事故や怪我による後遺症、加齢によるものなど様々です。対象となる範囲も乳幼児から高齢者まで幅広く、栄養摂取に伴うすべてのことを取り扱います。
いかに安全に栄養を摂取してもらうかということが重要ですが、それだけにとどまらず、対象になる方が栄養摂取に伴うことをできるだけ自立して、美味しく、楽しんで取り組めるように支援していきます。食形態の選定、介助方法(姿勢・一口量の設定など)、自助具選定、栄養状態の評価と対応、経管栄養評価なども行い、食べるという行為のすべてが対象になります。
大切にしていることは、口から食べることを楽しむ気持ちです。一人では出来ないことなのでスタッフの皆様と一緒に取り組みたいと思います。
専門看護師
感染症看護専門看護師
私は外科系病棟に務めている時に、カテーテル類を挿入した患者様や人工呼吸器を装着した患者様が医療関連感染で状態が悪化し「防ぐことができたのではないか?」という疑問や、看護師としての力のなさを感じたことが感染症看護専門看護師を目指すきっかけでした。
私の仕事は、感染対策や感染症看護を行うことですが、特に感染対策は一人では出来ません。病院で働く医療従事者だけでなく患者様のご家族などみんなの力が必要なため、多職種連携・地域連携が重要となります。
その他にも感染症の原因となる微生物は肉眼では見えないため、感染対策が行動につながりにくいため、様々なデータを見える化し改善につながるよう心がけています。
当院には、管理職を行っている感染管理認定看護師もいるため、役割を分担できる強みもあり、協力しながら感染対策を行っています。