葵会仙台病院は、平成29年12月13日に２つの病院を統合して、若林区荒井に新築移転しました。障害者病棟８０床と回復期・リハビリテーション病棟４５床を有しております。

患者さんは、疾患の特徴から長期療養を必要とし、自分で意思を伝えることが難しく、日常生活行動を自分で行うことが困難な方が多くおられます。そのため看護師には、患者さんの生活の質に目を向け、疾患を抱え、また障害を持ちながら “どう生きたいのか”を共に考え、患者さんやご家族の状況を多角的にアセスメントする力が必要になってきます。そして、意思決定支援や日常生活支援、治療の実施等において、人々の生活を支えるという「看護のチカラ」が期待されるとともに発揮できる場となっております。

私たち看護部が目指しているのは、患者さんに寄り添い、個別性を尊重した患者中心の看護を提供すること、専門職として責任ある行動をとることです。そのために、私たちは「優しく思いやりをもつこと」「提供する看護に根拠をもつこと」「倫理観や判断力を養うこと」ことが重要と考え、教育に力を入れております。2024年度は実習指導教育プログラムがスタートします。卒後5年目に実習指導者になる為の教育を1年かけて行い、6年目にデビューできるように教育体制を整えました。

今後も患者さんや家族に寄り添い、自分の大切な人を安心して任せられる病院となれるよう努めてまいります。