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リハビリテーション

リハビリテーション部


理学療法、作業療法、言語療法といった3つのメニューで、各専門のスタッフが適切に対応します。回復期のリハビリも整えています。

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理学療法 ▶作業療法 ▶言語聴覚療法

実績DATA

※令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)の実績になります。

リハビリ実績01
リハビリ実績02

理学療法

理学療法では、寝返り、起き上がり、座位、立ち上がり、立位、歩行などの日常生活を送る上で、基本となる動作の獲得を目指します。当院の理学療法では、患者さまの症状や生活環境に合ったリハビリプログラムを立案し、患者さまと共に実施していきます。

また、患者さまによっては、歩行補助具や装具が必要な場合があります。当院ではそのような患者さまに対して、適切な歩行補助具や装具を検討し、長期的に無理なく安全な歩行が出来る様に提案させて頂いています。

理学療法ではこんな機器を使用しています

レール走行式免荷リフト550_400

安全懸架装置:レール走行式免荷リフト
脳血管疾患の患者様を中心に、早期にリハビリテーションを開始すること、特に歩行訓練を実施することはその後の回復に大きな影響を与えます。しかし早期段階での歩行訓練は、セラピストの介助負担が多く、転倒するリスクが発生します。

今回導入された免荷リフトを使用することにより、安全にかつ積極的に歩行訓練を実施することが可能となりました。

パワープレート550_400

パワープレート
パワープレートは振動を利用したトレーニング機器で、リハビリテーション場面では、筋力トレーニングやストレッチ、リラクセーションを目的に使用されています。

パワープレートの最大の特徴は、独自のテクノロジーである「3次元ハーモニック振動」で1秒間に25〜50回の高速振動で、前後、左右、上下の3方向から全身の細部に負荷をかけ、短時間で効率的なエクササイズをする点です。振動によりバランスが崩れるため、身体は元の状態に戻そうとする反射で多数の筋肉が刺激されます。振動が無意識な身体の連鎖反応を引き起こすことで、神経や筋肉、刺激を受け入れる細胞などの反射反応を高め、短時間で多くの効果を身体にもたらします。

作業療法

作業療法士は、病気やけが、心の病、認知症など、様々な要因で「その人らしい」生活(作業)を送れなくなった患者様に対し、食事をする、着替えをする、歯をみがく、料理をする、字を書くなどの応用動作の獲得を目指します。患者様の状態や目的に応じて作業を選び精神面をサポートしながらリハビリをすすめていきます。

作業療法ではこんな訓練をしています

調理訓練550_400

調理訓練
患者さまが、病前に一人暮らしをされていたり、主婦をされていた場合、退院後も料理を出来る様になりたいという希望が聞かれる事が多くあります。当院ではそのような患者さまに対し、調理訓練を実施しています。

患者さまに作るメニュー、必要な材料を考えて頂き、どのような工程で行えば、安全で効率的に料理を完成させる事が出来るのかも事前に話し合います。また、脳卒中により片麻痺を呈していると、片手での調理が上手くいかなかったり、長時間立ったままで作業をする事が困難な場合があります。そのような場合は、片手でも扱える調理器具を使ってみたり、座って作業する場面を作ったりするなど、患者さまの能力に応じた方法を提案し、退院後に家庭での役割を果たせるようにしていきます。

言語聴覚療法

脳血管疾患になると失語症、高次脳機能障害、構音障害を呈してしまうことがあります。「言葉が出ない」「集中力が続かない」「呂律が回らない」などの症状に対し、各患者様に合わせた訓練内容を選定して言語聴覚療法を行っています。また、「飲み込みづらく、むせやすい」などの嚥下障害の患者様へのリハビリも積極的に取り組んでいます。言語療法室は8部屋あり、充実したリハビリテーションが提供できます。

食べる事への取り組み

当院では、口から食べる事(経口摂取)に対して積極的に取り組んでいます。すでにお食事を召し上がっている方の誤嚥防止や経管栄養の方が経口摂取を目指すなど、多職種が連携して日々努力しています。

当院が考える食べる事への取り組みの4つのポイント

ポイント1 嚥下内視鏡検査(VE)
定期的に嚥下内視鏡検査(VE) を行い、嚥下機能を評価します。

ポイント2 その他評価
食事に大切な呼吸・口腔器官(呼気力、舌の動きや筋力など)を評価機器・道具を用いて評価を行ないます。

ポイント3 訓練
評価をもとに適切なプログラムを選定し、言語聴覚士が中心に訓練を行います。当院では電気刺激を用いた嚥下治療機器を取り揃えています。低周波刺激によって嚥下機能に重要な舌骨上筋群の筋収縮運動を促すことができる機器や、干渉波による少ない刺激で嚥下反射の改善が期待できる機器を用いています。また、嚥下機能改善に役立つと言われている黒こしょうの成分やカプサイシンにも注目し、看護師などの病棟配属スタッフと連携して取り組んでいます。

ポイント4 ご家族指導
ご自宅で誤嚥性肺炎を起こさずお食事をしていただくため、看護師、管理栄養士、言語聴覚士が中心となって安全な食事方法をお伝えします。