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院長挨拶

院長挨拶

 当院は、急性期病棟と慢性期の療養病棟を併せ持つ320床の病院です。統合失調症、うつ病はもちろん、不安障害、摂食障害、発達障害、アルコールや薬物依存症、あるいは認知症や器質性精神障害など、様々な疾患に対応し外来および入院治療を行っています。

 当院では、病態に応じた専門的な医療を提供するのはもちろんのこと、患者様の回復の過程に寄り添うという考えを重視し、それを基本姿勢として日々の診療を行っています。

 当然ながら、薬漬けの医療は行いません。また、人権に配慮を欠く強引な押しつけの医療も行いません。精神医療の先行きは見通せませんが、奇を衒うような最先端の医療が行われるようになったとしても、この姿勢は堅持したいと考えています。時間はかかっても、患者様にとって、優しい医療でありたいと願うからです。

 当院はこれまでも、地域に開かれた病院として、多くの患者様に適切な医療を提供してきました。これからも、患者様、ご家族、地域の皆様方の声に耳を傾け、共苦共感の感性を磨きつつ、職員一丸となってより良質の医療を提供するための努力を続けていきたいと思います。

プロフィール

  • 昭和62年、札幌医科大学卒。
  • 同年、同大学神経精神科入局。

帯広厚生病院、いずみ病院、札幌医科大学神経精神科、釧路優心病院、野宮病院等を経て、平成19年4月より長野病院入職。

  • 平成29年12月より現職。

専門は文化精神医学。

<拙論>

  • 旅する精神医学とオートポイエーシス―文化の扱いを巡る第三の選択―
  • 「文化精神医学序説 ―病、物語、民族誌―」
  • 創出する治療システムとしての精神医学
  • 「臨床精神医学講座第23巻 多文化間精神医学」

 

  • 精神保健指定医
  • 日本精神神経学会指導医
  • 日本精神神経学会専門医