リハビリテーション室
当院では2023年5月より、精神疾患に身体障害を合併した患者様に対し、専門職による身体のリハビリテーションを提供しています。
当院には精神疾患以外にも病気や障害があったり、高齢のため日常生活に支障がある方が多くいらっしゃいます。また精神疾患の入院治療を行っている間に、筋力が低下したり関節が硬くなったり、一人でトイレに行けない、食事ができないなど身体機能が大きく低下してしまう場合もあります。
リハビリテーション室では、マンツーマンで患者様のペースを尊重しながら、生活を送る上での様々な障害や残された機能の維持改善を図っていきます。スタッフ一同、単に機能改善にばかり着目するのではなく、その方がこれまでどんなことが好きで何を大切に生活されてきたか患者様の思いに寄り添い、心もからだも元気に、少しでもその方らしい生活を送れるよう最善を尽くしていきたいと考えています。


理学療法/作業療法
関節の動きや筋力など低下した運動機能を回復させるための運動療法や、立って歩くなど日常生活上の基本動作訓練、食事やトイレなどの応用動作訓練の他、社会生活を送る上で必要な訓練などを行います。ベッド上や座った姿勢の調整、車椅子や装具などその方の体に合った福祉用具の選定や日常生活が送りやすくなるような環境調整も行います。
言語聴覚療法
話す、聞くといった言語訓練や高次脳機能訓練、食事でむせる、飲み込みが悪い方に対し多職種で協働し食形態や姿勢の調整、安全に口から食べられるよう摂食嚥下訓練を行います。
主に対象となる患者様
- 脳出血、脳梗塞などの脳血管疾患、パーキンソン病や神経難病の方
- 肺炎後、精神症状悪化による安静臥床後の廃用症候群の方
- 転倒や転落による骨折、椎間板ヘルニア等脊椎疾患の方
施設基準
- 脳血管リハビリテーションⅡ
- 廃用症候群リハビリテーションⅡ
- 運動器リハビリテーション I
- 呼吸器リハビリテーション I
職員体制
- 理学療法士(PT)4名
- 作業療法士(OT)1名
- 言語聴覚士(ST)1名