やさか記念病院の入院治療
当院では、患者様の尊厳と主体性を大切にし、お一人お一人が快適に入院生活を過ごせるように配慮しています。精神科医だけではなく、内科医・皮膚科医・歯科医がチームを組んで包括治療を行い、24時間完全看護体制を整えて専門看護・食事支援・入浴支援の他、インフルエンザなどの感染症への予防対策にも努めています。病棟の見学をされてから入院を決めていただくことも可能です。
やさか記念病院における精神科ケアチームは「患者さま＝家族」として寄り添う、温かなチームアプローチです。
ご本人・ご家族
主体的にご自分のご病気や生活のことを考え、チーム医療のメンバーとして自覚して頂き、可能な限り、説明と同意に参画して頂きます。
医師
患者さま本人、ご家族のお考えやご意見を踏まえ、主治医による治療計画に基づき、専門性を持つ各医療スタッフに「具体的指示」を含む「包括的指示」を出し、調整を行い、内科医とも連携して、患者さまに合った治療を行います。
看護師
全ての病期に関わる連続的な看護業務を重視し、看護者としての専門性、主体（助手）性、独自性を保ちつつ、温かな手と目で、安全で安心な入院生活を支援致します。また、清掃、ベッドメーキングなど療養上のお世話も担当致します。
管理栄養士
食事は治療の一環と捉え、患者さまの栄養状態を把握し、症状や個々の身体的状況にあった食事の提供し、季節を感じる、目でも楽しめる工夫に努めています。
歯科
歯科医師中心の通常の歯科治療だけでなく、専門的な口腔ケアや摂食嚥下の評価
や訓練を通じて、「食べられる」喜びを感じて頂ける支援を致します。
薬剤師
複雑な処方内容もあるので、安全かつ適正な薬物治療を提供できるよう専門性を活かし、医療スタッフには医薬品管理、医薬品情報提供、鑑別などを、患者様にはお薬の説明などの業務を通じてサポートしています。
作業療法士
個人、小グループ、集団に合わせた多様なプログラム、様々な日中活動、作業療法を通じて、治療・回復の援助を行っています。患者さまの個々のペースに合わせてサポートしていますので、個人的な趣味活動（手工芸・パソコン・書道等）だけでなく、調理や軽運動などを通じて、季節を感じて頂きます。
精神保健福祉士
精神保健福祉法を理解、遵守し、入院前から入院中の治療計画、退院計画まで、福祉的支援の立場で、様々な社会資源を活用して、患者さま・ご家族だけでなく、院内のチームアプローチのコーディネート役として、サポートしています。