放射線科
放射線科では、患者さまに良質で安心・安全な医療サービスの提供ができる事を目標にしています。患者様の安全確保・被爆低減・負担軽減を常に考え、短時間で撮影が出来るように取り組んでいます。
一般撮影(X線検査)
Ⅹ線を使用する検査としては最も一般的な検査です。Ⅹ線を人体に照射し各組織を透過してきたⅩ線の量の違いを画像として表示します。空気などのⅩ線が透過しやすい部分は黒く、骨などのⅩ線が透過しにくい部分は白く写し出されます。肺や腹部の状態、骨・関節の状態、骨折の有無を見たい時に行われる検査です。
2014年3月よりFPD(フラットパネルディテクター)装置を導入し稼働しています。この装置により画像を読み取る時間が大幅に短縮され撮影後に瞬時に画像化することが可能となった事で以前より被ばくが少なく、より鮮明で高画質の検査が可能になりました。撮影した画像は院内ネットワークを利用し各診察室、各病棟などで見ることが出来ます。
CT装置(キャノンメディカルシステムズ社製 Alexion)2014年3月導入
CTはComputed Tmographyの略で日本語ではコンピュータ断層撮影と言います。CTは人体の周りを回転しながらⅩ線を照射し、人体を透過したⅩ線の量を検出器で測定します。この測定値を計算し身体を輪切りにしたかのような断面写真を作成します。
脳や肝臓、膵臓、腎臓等の臓器はレントゲンには描出する事が出来ませんが、CTではこれらの臓器を断層面として描出が可能になります。また胸壁、肺、気管、膀胱、子宮、直腸などの病変や位置関係も立体的にする事が可能なCTはがんの画像診断において大変活躍します。
当院が導入したCT装置は従来の装置より被ばくを低減しました。装置は小型化しましたが患者さまが入る部分が大開口径となる為ストレスの少ない快適な検査を受けて頂くことができます。