看護部

 

先輩ナースインタビュー

先輩ナースインタビュー

先輩ナース インタビュー

1~3年目の看護師にインタビュー!

1.インターンシップに来た理由はどんな理由でしょうか?

1年目看護師:大学2年生の時に、実習病院を調べてみたのがきっかけです。授業を受ける中で、精神科に興味が沸いたこともあり、当院の事を学内の病院説明会で知ったこともきっかけとなりました。

 

2.入職を決めた理由はどんなところでしたか?

3年目看護師:当院で統合実習をする中で、看護の楽しさが感じられました。他の精神科病院も見学に行きましたが、同じ精神科でも雰囲気が全然違いました。入職を決めた決定打は、理論的な部分がしっかり会得出来そうであったので、修行といった意味も込めて入職しました。

 

 

1年目看護師:他の病院から内定を貰った後に実習で当院へ来ました。小児精神がある病院への就職を考えておりましたが、専門分野へ行く前に、精神科全般の知識や技術を身につけて幅を広げていくのもよいのでは?とアドバイスを受けたのが入職の決め手です。また、実習指導者さんが学生を大切にしてくれている姿勢に惹かれました。日々の接遇は患者様との関わりや、人としての在り方に出てくると思うので。

 

2年目看護師:精神科の実習しか行けませんでしたが、セルフケア理論に魅力を感じました。入院生活の色々制限がある中で、患者主体の関わりが出来るのがセルフケア理論でもあると思いますし、看護のケアが直接患者に反映されることに魅力を感じました。

 

 

3.入職してみていかがですか?

3年目:実習やインターンで感じた通り、新人教育の手厚さを感じました。スーパー救急で患者様や病棟の状況は日々変化しますが、様々な疾患の回復過程を観察できるのは急性期ならではであり、面白さもあります。毎日カンファレンスをしながらスタッフの困りごとやチームとして方向性を日々考えられるのも魅力と感じています。

 

1年目看護師:看護技術については、見学、先輩立ち合いの下実施、実施といった3回で自立といったシステムを取っていますが、実情は3回で全部が上手くいかないことが現実です。点滴や採血も不穏な患者様相手だと全然うまくいかないこともおおいですし。経験の大切さを痛感しています。また、救急病棟は患者様の入れ替わりが早いです。色々な事例の患者様が入院され、日々違ったことが起こる大変さはありますが、カンファレンスを通じて、看護チームが治療の主導権を担い、どう関わっていくかを提示し実践できることが魅力的です。また、薬で病状が鎮静化する反面、個人個人の背景は長い時間をかけて考え方や価値観が形成されての今があるのも事実で、3カ月といった区切りで治療が終わるとは限りません。患者様と関わるうえで難しさはありますが、「あなただから話せた」「あの時の言葉が励みになった」といった患者様からの言葉は嬉しいです。決して、「ありがとう」と言われるためにやっているわけではないですが、やっぱり感謝されるのは嬉しいです。

 

4.実習行けなかったけれど当院に入職した先輩の話

1年目看護師:看護過程の展開が創造しづらかったです。教科書上の患者様でのアセスメントや計画では鍛えられましたが、思考する過程、その場その場での瞬時の判断が出来なかったりと、看護技術を患者様に対して清拭等の技術を提供するまでの準備が大変でした。「自立し始めているな」と思えるようになった時期は、今でも毎日必死ですけれど、夏くらいですね。

 

2年目看護師:紙面上での情報を基に看護展開をしていたので、生身の患者様とのコミュニケーションや身体的、心的距離の取り方、挨拶の仕方等から苦労しました。想定外の対応に戸惑ったことも多々あります。また、先輩看護師への報告連絡相談のタイミングが難しかったです。

 

 

5.職場の雰囲気はどう?

1年目看護師:雰囲気は良いです。だから、先輩たちに何でも聞きすぎてしまうので、自分で調べ、学習する習慣をつけています。

 

 

3年目看護師:うちの病棟はほかの病棟に比べたら真面目な先輩が多い病棟かな。

 

 

6.精神科看護のやりがいはどんな事でしょうか?

1年目看護師:急性期は入れ替わり立ち代わりが早いです。日々、色々な事例の患者様が入退院され、日々違ったことが起きます。環境に慣れていく大変さはありますが、カンファレンスを通じて、看護チームがどうかかわっていくかを提示し実践できることが魅力的です。

 

3年目看護師:一般世間ではあまり理解されない分野で、患者様やご家族がどのような問題を抱えているのか、葛藤があるかなど内的側面を踏まえながら看護展開でき、様々な可能性を考えられることがやりがいと感じています。自身やチームの介入で患者様の成長(病識の獲得やコミュニケーションの変化など)や反対に成長を感じられないことなど変化を感じることができ、看護過程の評価画面に見えて分かるため、自身の成功体験や改善点などがわかりやすく、モチベーションを維持しやすいと思っています。

 

7.来年度は先輩看護師の一員になりますが・・抱負を一言

1年目看護師:臨床経験を積むと視野が変化していきます。今でも分からないことはたくさんありますが、後輩が出来て、質問される場面が度々あって、自分もあいまいな知識であったことが実感出来ます。不安になることもあるけれど、1年目の時にはない緊張感が生まれると思います。病棟の先輩も新卒の先輩ばかりではなく、社会人経験がある方々も多いです。先輩方をモデルにしていきたいです。

2年目看護師:亜急性期は病歴が長い患者様が多いです。劇的な回復は無いですが、時間を掛けて変化を感じられた時、例えばADLが向上したり、OTに参加したい、外出したいと自発的な言葉が出てきた際に、「自分も頑張ってみようかな」と思えたり、やりがいに繋がったりします。そんな、関わりの中で得られる喜びを後輩に伝えていきたいです。

 

3年目看護師:プリセプターシップも始まるため、模範になれる事・自身の知識や経験を後輩に伝えられるように頑張ります!

A3病棟(一般内科病棟)

患者様の個別性を大事に“一人の人”として、身体合併症看護に励んでいます!

私は学生時代から精神科医療に興味を持っており、精神科看護に携わりたいと思っていました。身体疾患であれば、個別性を考慮しながらもある程度の治療方針が決まっており、例外はありながらもパスに沿って治療過程を辿っていくことが多いと思います。一方で、精神疾患は同じ統合失調症という診断名で同じ妄想という症状が出現していても、妄想の内容に患者様の背景や思いが表現されていることがあり、一人一人対応の仕方も異なってくることが多いです。

精神科医療ほど、個別性を問われる看護はないと思っており、その奥深さに楽しさややりがいを感じます。同時に難しさもありますが、当院ではセルフケア理論とストレングスモデルを用いているため、患者様の夢や強みを活かし、不足するニードをサポートする看護展開、またバイオサイコソーシャルモデルを用いることで「患者」としてだけでなく、「一人の人」として捉えることができます。また、最初から精神科医療に進んでしまうとフィジカルが弱くなってしまうのではという不安もあったため、内科合併症病棟のある当院へ入職し、まずはフィジカルをとA3病棟を希望しました。世の中で高齢化が問題となっているように、当然精神科医療も例外ではありません。精神疾患をもつ患者様も高齢化に伴い、肺炎や心不全といった身体疾患を同時に抱えている方が多くいらっしゃいます。実際に当院で2年間勤め、若い患者様であっても、脳疾患や消化器疾患、癌など様々な身体疾患をもっており、精神科医療でも身体疾患の知識や看護、フィジカルは一般病院と同じように求められることを改めて痛感しています。精神症状により身体の不調を訴えられない患者様が多いことや、精神症状の増悪が実は身体の不調のサインであったこと、うつ病による不定愁訴との鑑別など、一般病院以上にフィジカルが必要とされるのではないかとすら感じます。

当院では他病棟研修があるため、精神科病棟に配属されながら内科病棟へ研修に行くことができ、様々な病棟で学ぶ環境が整っていることも一つの魅力だと思います。また、当院はワークライフバランスを重視しているため、しっかりと休暇をとることができます。その人の家庭や環境、体調等を考慮した勤務形態を組んでくれるため、ワークライフバランスという点ではとても働きやすい環境であり、プライベートも充実させながら働くことができています。

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