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新着情報

•第32回東京精神科病院協会学会発表

2018年11月29日

10月23日第32回東京精神科病院協会学会で当院の看護師と精神保健福祉士が発表をしました。
<看護研究発表の感想>
私は、「精神看護学実習における新人臨地実習指導者のやりがいとなる体験」について学会発表しました。病棟業務と並行して看護研究をしていくためには、自分の力だけでなく共同研究者、CNSをはじめとする多くのスタッフの協力が必要不可欠でした。多くのサポートがあったからこそ学会発表まで無事に辿りつけたのだと実感しており、今は感謝の気持ちでいっぱいです。学会に発表者として参加するのは初めてでした。発表者として参加し、看護研究の捉え方が変わったのではないかと思います。日々私たちが行っている看護は、先人が看護研究で明らかにしたことに基づいており、看護研究がなければ看護の発展はないのだと気付きました。今後は看護研究発表で得た成果を病棟に還元していくこと、臨床では様々なことに興味や関心をもち、研究の視点をもって看護していくことができればと考えています。
<精神保健福祉士の感想>
PSW(精神保健福祉士)の取組みとして、患者様の退院支援を行う制度の一つである※「体制整備事業」を利用している当院の患者様について発表しました。当院では平成24年からこの事業を利用しています。この事業を利用している患者様には、月に一度地域の支援者(一般相談事業者)との面接の機会が設けられています。昨年度までのこの事業を利用した患者数と退院患者数の実績報告や、事業を利用した退院支援における看護師やPSWの考察、今後へ向けた取り組みを発表しました。 この事業を利用すると、入院中から様々なサービスや制度・社会資源と繋がる機会を得ることができます。今回、退院後これらの制度を利用しながら生活をして頂けるよう調整を行った経過について発表させていただいたことは、当院の事業への取組と合わせて様々な職種の方々に広く知って頂ける機会となりました。
※体制整備事業とは
「体制整備事業」=「精神障がい者地域移行促進事業」は、精神科病院に入院している患者様が退院後、円滑に地域移行を図れるための体制や、安定した地域生活を送るための体制を整備していく事を目的とする事業です。
事業の内容としては、主に精神障がい者の地域移行・地域定着の支援を担う支援者(一般相談事業者等)と精神科医療機関と地域の関係機関の連携強化を進め、患者様が退院後安定した地域生活を送ることができるよう支援していくことです。 20181023-01