「都市型病院主導の精神科多職種連携アウトリーチの効果検証」へのご協力のお願い
【研究名】
都市型病院主導の精神科多職種連携アウトリーチの効果検証
【研究の意義および目的】
医療スタッフによるご自宅への訪問サポートを「アウトリーチ」といいます。国内外の研究によれば、アウトリーチを利用することで入院が少なくなり、患者さまやご家族の満足度も高いことがわかってきました。しかし、今まで日本で行われてきた研究では、都市部で民間の精神科病院において実施した場合の効果についてはまだわかっていません。
長谷川病院では、これまで以上に地域でいきいきと暮らせるようみなさまのお手伝いをしたいと思います。しかし、アウトリーチが本当に効果があるのかは、研究として皆様にご協力いただき検討してみなければわかりません。
そこで、長谷川病院のアウトリーチの効果を検討するため、①アウトリーチを利用している人と、②これまで通りの治療を受けている人と2つのグループをつくり、これらを比べることでアウトリーチが皆様のお役に立っているのか、今までの治療と比べて良い点や良くない点は何かについて調べようとしています。
皆様にはぜひとも、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
【研究の方法】
この研究は、令和6年4月~長谷川病院のデイケアを利用している患者様を対象としております。
- 患者様の性別、年齢、家族構成、最終学歴、婚姻歴、居住形態、就学・就労状況について、カルテで確認させていただきます。
- また、診断名やお薬の内容などの医療情報についてカルテにて確認させていただきます。
【研究期間】
この研究は、倫理委員会承認日 より 令和 11 年 3 月 31 日まで実施される予定です。
【資料(試料や情報)の保存及び使用方法並びに保存期間】
- データは、長谷川病院で研究者が施錠できる部屋にて保管します。調査用紙の集計の際に電子媒体に調査データを保管しますが、パスコードを設定し、閲覧するのは研究者のみとし、他の人に知られることはありません。
- 電子媒体は、研究期間終了後再現不可能な状態にして破棄します。
【個人情報の取り扱い】
あなたの個人情報の取り扱いには十分配慮し、外部に漏れないよう厳重に管理を行います。個人情報を保護するため、個人情報管理者が研究の対象者ごとに番号を付けて、試料やデータ等の取り扱い時にはこの番号を用い、氏名等は使用しません。また、あなたとこの番号とを結びつける対応表は、鍵のかかる場所で厳重に保管します。
【研究成果の公表】
この研究で得られた成果を専門の学会、学術雑誌や長谷川病院HPに発表する可能性があります。成果を発表する場合には、研究に参加していただいた方のプライバシーに充分に配慮します。個人を特定できる情報が公表されることはありません。
この研究にご質問等がございましたらお問い合わせ下さい。ご自身やご家族の情報が研究に使用されることにご了承いただけない場合には、研究の対象といたしません。またこの場合にも、治療や看護などの病院サービスに不利益が生じることはございません。
【連絡先】
○ この研究に関する問い合わせ先
氏名(所属・職名):冨樫 剛清(在宅診療部・看護師)
電話 :0422-31-8600
*この研究は長谷川病院倫理委員会の審査を経て、長谷川病院院長の承認を得ています。