「精神科病院入院中のリチウム中毒の発症状況について」の研究へのご協力のお願い
1.研究の意義と目的
炭酸リチウムは過量服薬による急性中毒のみならず、定期服用中の用量増量や用量に変更がなくてもほかの薬剤との相互作用、脱水、腎機能障害などによりリチウムの腎排泄率が低下し、ときに中毒を呈することがあります。そのため精神科病院の入院患者におけるリチウム中毒の発症状況を調査し、予防のための対策について考えることを目的とします。
2.研修の方法
- )研究の対象となる方
2016年1月1日~2022年12月31日の期間において、当院入院中の患者で血中リチウム濃度を測定した2529件(重複を含む)のうち、当院での正常値上限1.2mEq/Lを超える1.21mEq/L以上であった方を対象とします。 - )調査期間
倫理審査委員会承認日~2024年6月30日 - )研究方法
診療録から調査項目を抽出し、Excel等を用いてデータベースを作成します。
3.個人情報の保護
研究実施にかかる情報を取り扱う際は、特定の個人を直ちに判別できる情報(氏名、住所、カルテ番号など)は利用せず、研究対象者とは無関係な番号(研究対象者識別コード)を付して匿名化して管理し、研究対象者の秘密保護に十分配慮します。研究対象者識別コードリストは、研究責任者が厳重に保管します。また研究の目的以外に、研究で得られた研究対象者の情報は使用しません。
4.研究結果の公開
学会発表ならびに論文にして公開する予定です。
この研究にご質問等がございましたら令和6年4月30日までにお問い合わせ下さい。ご自身やご家族の情報が研究に使用されることにご了承いただけない場合には、研究の対象といたしません。またこの場合にも、治療や看護などの病院サービスに不利益が生じることはございません。この期間中にお申し出がない場合は、ご了承されたものと致します。
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