看護部ケア検討会を行ないました
2019年08月21日
8月2日(金)に亜急性期病棟のケア検討会を行ないました。
<プライマリーNsの感想>
今回ケア検討会に出したケースは統合失調症の患者様であり、強迫行為、不潔恐怖が日常生活に影響を与えており、介入拒否も強く、話しあって決めた約束事も継続して行う事が難しい患者様でした。この患者様に対してどのような関わりを行う事で、退院に向けて具体的に進んでいけるか検討したいと考え検討会に出しまた。検討会の中で「患者様自身の今後の希望『ずっとここ(病院)にいたい』という発言についての真意は何なのかを掘り下げて考えてみてはどうか」「この患者様の強迫性障害の奥に隠れている患者様の不安はなんであるのか」「この患者様の生育歴、原病歴の事象一つ一つを更に情報収集し、その原因と理由を丁寧に、アセスメントしていく。その過程で今までとは違ったケアの方向性がみえてくるのではないか」など様々な質問や助言が参加者から出されました。出された質問や助言を考え整理する中で、自分自身のこの患者様に対する関わり方が、今現在の問題行動や、日々の関わりづらさのみに注目し、1面的な部分しかみていなかったと気づかされました。また検討会を通して、この患者様の長所や強み、現在の不安の強さ、生きづらさについて、再度見直す契機となりました。この患者様を再度、全人的に捉え、日々の関わり方、自身の見方を意識してこの患者様と向き合い、最良の看護ケアにつなげていきたいと思いました。