感染予防対策研修会を開催しました
2019年10月18日
9月30日から10月7日まで感染予防対策研修会兼抗菌薬適正使用研修会を開催しました。ICNからは結核について、薬剤部副部長からは肺炎について講義を行いました。結核は「古くて新しい病気」ともいわれ、当院でもまれに発生する疾患です。精神科では環境や患者の特性からアウトブレイクしやすく、特に注意すべき疾患の一つです。参加者からは「改めて勉強になった」等の声が聞かれました。肺炎についての講義では肺炎の種類や抗菌薬の選択、誤嚥性肺炎の予防等についてお話がありました。向精神薬は誤嚥性肺炎を誘発しやすい特性があるため、嚥下状態の観察や嚥下トレーニング、向精神薬の適正使用が必要であることが説明されました。結核、肺炎共に精神科病院では重要な感染症です。今後も適切なケアや抗菌薬の適正使用の向上に取り組んでいきたいと思います。