第43回日本精神科看護学術集会に参加しました
2018年07月03日
平成30年6月15日~17日に第43回日本精神科看護学術集会に参加しました
<看護研究発表者の感想>
演題1:「病棟看護師が退院前・退院後訪問を継続して行う事による患者の思い」というテーマで口頭発表を行ないました。当院のCNSや上司の協力を得ながら発表の構成を作成し、研究開始から2年という年月を経て無事発表を終了しました。発表をさせて頂いた日本精神科看護協会、協力して頂いたCNS、関係者の皆様にこの場をお借りしてお礼をさせていただきたいと思います。
演題2:「在宅から認知症治療病棟に入院した認知症患者の家族~看護ケアの現状の捉えと期待~」というテーマで示説発表を行いました。完成したポスターを見ると3年苦労していた日々を思い出しながら、ここまで頑張ってよかったなと達成感を感じました。発表中、興味深く聞いて質問をくださる方が多く、家族会や病棟での家族ケア、地域での認知症カフェなどの話しを共有できました。他の研究でも家族の思いを知るいい機会となりました。今後は、研究内容を病棟スタッフへの教育にもつなげながら、病棟全体の家族ケアの質が向上できるような働きかけを行って行きたいと思います。
演題3:「被害妄想のある統合失調症患者への看護ケアの文献レビュー」というテーマでポスター発表させていただきました。昨年11月に第9回東京精神科看護学術集会で口頭発表をさせていただき、そこでの意見を基に修正して発表に臨みました。今回のポスター発表では、聞く方達との距離が近く、あまり緊張せずに発表と質疑への応答ができたように感じます。今回の私の発表は、最終的にコミュニケーションのことに焦点を当て発表をさせていただいたのですが、それ以外でも様々な質問を受け気付かされた部分もあり、また新たに興味や関心を持つことができました。今後も看護への探求心を深めていきたいと思います。
<参加者の感想>
学術集会では行動制限、看護管理、退院支援といったテーマでの発表が多くみられ、ワークショップでも同様の内容がありました。様々な発表を聞くことが出来、今後の精神科看護を考える上で当院にとっても学びの多い有意義な学会でした。