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治療抵抗性統合失調症について

治療抵抗性統合失調症に対しての治療

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治療抵抗性統合失調症に対しての治療 (医療関係者用)

当院では治療抵抗性統合失調症の患者様に対して、クロザピンの投与、mECT(修正型電気けいれん療法)の治療選択肢があります。

治療抵抗性とは?
1)反応性不良:統合失調症の診断が確定していて、2種類以上の抗精神病薬を十分な期間(4週間以上)、十分な量(CP換算600㎎以上)を投与したにも関わらず、十分な反応を示さない(GAFが40点以下)
2)耐容性不良:副作用のために十分な増量ができない

上記のどちらかの基準を満たす患者様が治療抵抗性と判断され、クロザピン投与の適応となります。

 クロザピンは、CPMS(クロザリル患者モニタリングサービス)の管理のもとで処方されます。 クロザピンは、一般的な抗精神病薬の副作用(錐体外路症状、糖尿病など)のリスク以外に、白血球減少2.6%(好中球減少7.8%)、心筋炎などの特別な副作用が出ることがありますが、これらの副作用に早期に対応できるようにするために、定期的に血液検査を行います。治療初期は週1回ないし2回で、副作用がなければ4週間に1回の血液検査に移行します。
原則、投与開始後18週までは入院治療で処方をします。

 重篤な副作用が生じれば、クロザピンを減量、中止し、それでも副作用が改善しなければ提携している病院へ転院する体制を整えています。

上記の基準を満たし、糖尿病がなく、内服の拒否がない患者様がクロザピンの適応となり、原則単剤での治療となります。

行動制限を解除することを目標にすると、当院では78%の確率で解除可能でした。
治療効果があり、退院が可能となれば引き続き当院外来で治療させていただきます。
また、導入までの治療薬を漸減する過程で、mECTを導入させていただくこともあります。
一旦、クロザピンで症状が改善した場合、その後、他の薬剤に置換しても軽快状態を維持できたという報告もあります。

クロザピンの投与、mECTの施行をご検討の場合、当院地域連携室(TEL:0422-33-0814)にその旨をご連絡ください。

治療抵抗性統合失調症に対しての治療 (ご家族、患者様用)

当院では、統合失調症の診断が確定し、いろいろな薬物療法をしても、症状の改善が十分でない患者様(治療抵抗性統合失調症)に対して、クロザピンという内服薬の投与、mECT(修正型電気けいれん療法)の治療選択肢があります。

治療抵抗性とは?
1)反応性不良:統合失調症の診断が確定していて、2種類以上の抗精神病薬を十分な期間、十分な量を投与したにも関わらず、十分な反応を示さない
2)耐容性不良:副作用のために十分な増量ができない

上記のどちらかの基準を満たす患者様が治療抵抗性と判断され、クロザピン投与の適応となります。

 クロザピンは、CPMSというクロザリル患者モニタリングサービスの管理のもとで処方され、処方できる病院、医師は一定の基準を満たしている必要があり、登録制となっております。
 クロザピンは、一般的な抗精神病薬の副作用(錐体外路症状、糖尿病など)のリスク以外に、白血球減少2.6%(好中球減少7.8%)、心筋炎などの特別な副作用が出ることがあります。これらの副作用に早期に対応できるようにするために、定期的に血液検査を行います。治療初期は週1回ないし2回、副作用がなければ4週間に1回の血液検査に移行します。
原則、投与開始後18週までは入院治療で処方をします。

 重篤な副作用が生じれば、クロザピンを減量、中止し、それでも副作用が改善しなければ提携している病院へ転院する体制を整えています。

上記の基準を満たし、糖尿病がなく、内服が可能な患者様がクロザピンの適応となります。

治療効果があれば、引き続き当院外来で治療させていただきます。
また、導入までの治療薬を漸減する過程で、mECTの導入を提案させていただくこともあります。
一旦、クロザピンで症状が改善した場合、その後、他の薬剤に置換しても軽快状態を維持できたという報告もあります。

クロザピンの導入、mECTの施行をご検討の場合、当院地域連携室(TEL:0422-33-0814)にその旨をご連絡ください。