日本精神保健看護学会で当院のCNSがワークショップに参加しました
2019年06月26日
令和元年(2019年)6月8、9日に愛知県で開催された第29回日本精神保健看護学会学術集会において、「精神看護ケアを探るー精神力動論を手掛かりにしてー」というワークショップに企画者の一人として参加しました。このワークショップのもとになっているのは、月に一回程度開催している「精神看護ケア検討会」です。ワークショップでは、レクチャーの後に創作ケースの心の動きや行動の意味の理解を深め、どのような看護ケアが必要なのかを小グループでディスカッションしました。グループでの話し合いは35分という短い時間でしたが、グループの皆さんとケースについてじっくりと考えていくうちに、スタッフから見ると困った行動のように見えていたものが、その人がこれまで生きてこられた過程の中でとっている精一杯の対処方法という見方に変わってきました。このように力動論を手掛かりにして患者さんのことをじっくりと考える機会を持つことの大切さを改めて感じました。