腹部

症例1 : 食道癌術後

60歳代男性。食道癌の手術後に再発し、抗がん剤治療を受けましたが悪化。救済照射目的で受診されました。
治療方法 強度変調放射線治療 (IMRT)
治療標的 造影CT、PET/CTにて腫瘍病変とみなされる転移巣
線量 ・1回線量 : 3グレイ
・分割回数 : 23回
・総線量 : 69グレイ
治療期間 約5週間の通院治療
・治療計画 : 1日
・通院 : 5週間
費用 保険診療、3割負担で約30万円
リスク
副作用
急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気、白血球減少症、血小板減少症など

症例2 : 直腸癌術後 肝転移

50歳代男性。直腸癌術後の経過観察中に腫瘍マーカーが上昇。PET-CT検査の結果、肝右葉に肝転移が発見されました。
治療方法 体幹部定位放射線治療 (SBRT)
治療標的 造影CT、PET/CTおよび造影MRIにて腫瘍病変とみなされる転移巣
線量 1回線量 : 6グレイ
分割回数 : 10回
総線量 : 60グレイ
治療期間 約3週間の通院治療
・治療計画 : 2日
・通院 : 2週間
費用 保険診療、3割負担で約20万円
リスク
副作用
急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気など

症例3 : 肝細胞癌

60歳代男性。肝硬変の経過観察中に腫瘍マーカーが上昇。造影MR検査により肝右葉に多血性腫瘍が発見されました。
治療方法 体幹部定位放射線治療 (SBRT)
治療標的 造影CT、造影MRIにて腫瘍病変とみなされる転移巣
線量 1回線量 : 12グレイ
分割回数 : 4回
総線量 : 48グレイ
治療期間 約2週間の通院治療
・治療計画 : 1日
・通院 : 4日
費用 保険診療、3割負担で約20万円
リスク
副作用
急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気など
晩期
放射線肝臓炎 (極めてまれ)

症例4 : 腎盂癌

60代女性。化学療法 (GC療法)を受けていましたが、効果がなくなったため救済治療目的で当院紹介となりました。
治療方法 強度変調放射線治療 (SBRT)
治療標的 造影CT、PET-CTにて腫瘍とみなされる病変
線量 1回線量 : 3グレイ
分割回数 : 22回
総線量 : 66グレイ
治療期間 約5週間の通院治療
・治療計画 : 1日
・通院 : 22日
費用 保険診療、3割負担で約25万円
リスク
副作用
急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気など

症例5 : 肺癌 副腎転移

50代女性。主訴は癌性疼痛 (がんによる痛み)。4期の肺癌と診断され化学療法を受けましたが、右副腎転移には効果がなく、救済治療目的で当院紹介となりました。。
治療方法 強度変調放射線治療 (SBRT)
治療標的 造影CT、PET-CTにて腫瘍とみなされる転移巣
線量 1回線量 : 3グレイ
分割回数 : 20回
総線量 : 60グレイ
治療期間 約5週間の通院治療
・治療計画 : 1日
・通院 : 20日
費用 保険診療、3割負担で約25万円
リスク
副作用
急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気など