骨盤

症例1 : 膀胱癌

90代男性。浸潤性膀胱癌のため膀胱全摘術を提案されましたが、膀胱温存を希望されたため当院紹介となりました。
治療方法 強度変調放射線治療 (IMRT)
治療標的 造影CT、造影MRIにて腫瘍とみなされる病変
線量 1回線量 : 5グレイ
分割回数 : 10回 (週2回)
総線量 : 50グレイ
治療期間 約6週間の通院治療
・治療計画 : 2日
・治療 : 10日 (週2回)
費用 保険診療、2割負担で約10万円
リスク・副作用 急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気、排尿痛など
晩期
出血性膀胱炎など

症例2 : 卵巣癌術後

60代女性。卵巣癌術後に化学療法を受けられましたが、ダグラス窩播種には効果が無く、救済治療目的で当院紹介となりました。
治療方法 強度変調放射線治療 (IMRT)
治療標的 造影CT、造影MRIにて再発腫瘍とみなされる病変
線量 1回線量 : 3グレイ
分割回数 : 20回
総線量 : 60グレイ
治療期間 約6週間の通院治療
・治療計画 : 2日
・治療 : 20日
費用 保険診療、2割負担で約22万円
リスク・副作用 急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気、腹痛など
晩期
放射線腸炎など

症例3 : 直腸癌

80代男性。総合病院にて根治治療の適応なしと診断され、当院には癌性疼痛(がんによる痛み)の改善目的で紹介となりました。
治療方法 強度変調放射線治療 (IMRT)
治療標的 造影CT、造影MRI、PET-CTにて腫瘍とみなされる病変
線量 1回線量 : 2グレイ
分割回数 : 30回
総線量 : 60グレイ
治療期間 約7週間の通院治療
・治療計画 : 2日
・治療 : 30日
費用 保険診療、2割負担で約22万円
リスク・副作用 急性期
食欲不振、倦怠感、吐き気、腹痛など
晩期
放射線腸炎、放射線膀胱炎など

症例4 : 子宮内膜腫瘍術後

50代女性。子宮内膜腫瘍の術後に右腰痛があり、PET-CT検査にて右腸骨リンパ節転移が発見されました。
治療方法 強度変調放射線治療 (IMRT)
治療標的 造影CT、造影MRI、PET-CTにて再発腫瘍とみなされる病変
線量 1回線量 : 3グレイ
分割回数 : 22回
総線量 : 66グレイ
治療期間 約6週間の通院治療
・治療計画 : 2日
・治療 : 22日
費用 保険診療、3割負担で約26万円
リスク・副作用 急性期
食欲不振、倦怠感、腹痛、白血球減少症、血小板減少症など
晩期
放射線腸炎など