頭頸部

症例1 : 下咽頭癌

60代男性。前医では治療方針として「喉頭全摘術」を提示されましたが、喉頭機能の温存を希望され、当院を受診されました。右被裂に隆起する腫瘤病変が見られましたが、抗がん剤治療を併用した放射線治療により消失しました。
治療方法 強度変調放射線治療 (IMRT)
治療標的 造影CT、造影MRI、PET-CTにて腫瘍とみなされる病変
線量 1回線量 : 2.4グレイ
分割回数 : 30回
総線量 : 72グレイ
治療期間 約7週間の通院治療
・治療計画 : 2日
・治療 : 30日
費用 保険診療、3割負担で約35万円
リスク・副作用 急性期
口内痛、嚥下痛、皮膚炎、食欲不振、倦怠感、吐き気など
晩期
口渇、甲状腺機能低下など

症例2 : 中咽頭癌

60代男性。他県総合病院で進行中咽頭癌の診断を受けられ、通常照射での放射線治療を提示されましたが、強度変調放射線治療(IMRT)を希望され当院を受診されました。
治療方法 強度変調放射線治療 (IMRT)
治療標的 造影CT、造影MRI、PET-CTにて腫瘍とみなされる病変
線量 1回線量 : 2.5グレイ
分割回数 : 27回
総線量 : 67.5グレイ
治療期間 約7週間の通院治療
・治療計画 : 2日
・治療 : 27日
費用 保険診療、3割負担で約35万円
リスク・副作用 急性期
口内痛、嚥下痛、皮膚炎、食欲不振、倦怠感、吐き気など
晩期
口渇、甲状腺機能低下など