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婦人科

婦人科

一人一人に寄り添い、女性の心とからだの健康を守ることを心がけます

婦人科部長  西川 美名子
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最終学歴医学博士(名古屋大学)
経 歴名古屋大学医学部産婦人科の医局関連病院にて勤務。
名古屋記念病院(腫瘍専門病院)
大同病院(産科症例多数の病院)
中京病院(不妊チーム所属病院)
JR東海病院
名古屋掖済会病院(救命救急センター病院)
国立長寿医療センター病院
2009年から千葉県津田沼中央総合病院
2013年川崎南部病院(現AOI国際病院)
2015年から柏たなか病院
資格・専門医日本産科婦人科学会専門医
日本産科婦人科学会指導医
学会発表等業績一覧
産科部長 髙橋 純(たかはし じゅん)
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最終学歴帝京大学 医学部
経 歴慶応義塾大学病院
浦和市立病院(現 さいたま市立病院)
清水市立病院(現 静岡市立清水病院)
慶応義塾大学病院
浜松赤十字病院
川崎市立川崎病院
医療法人社団荻窪病院
独立行政法人国立病院機構東京医療センター
さいたま市立病院
専門分野産科・周産期

女性医師1名、男性医師1名が常勤医として勤務しています。また月曜日午前中に慈恵医大産婦人科の医師、火曜日、金曜日は終日非常勤の女性医師による外来診療を行っています。

  1. 骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤など)に対して、高齢者に優しい手術(子宮を温存し開腹しない手術)を行っております。また合併症がある方の多くは手術が可能です。
  2. 外来診療や検診システムにより子宮や卵巣の疾患、骨粗鬆症を早期に発見しその治療と管理を行います。子宮や卵巣の良性疾患の開腹手術を行っており、また悪性疾患の場合は専門病院を紹介しています。
  3. 女性の月経期から老年期を通して、月経によるさまざまな悩みや閉経前後から老年期までの健康を維持するための診療を行います。
  4. 不妊治療は、タイミング法により行っています。人工授精、精液検査等は扱っておりません。
  5. 女性骨粗鬆症専門外来を火曜日午後(14:30~)に開いています。

骨盤内臓器脱

骨盤内臓器脱とは、分娩や老化などのために骨盤底を支えている筋肉や靭帯が緩み、腟内~外へ子宮や膀胱、直腸などが脱垂する一種のヘルニアです。患者様は、下垂感、はさまった感じ、帯下の増量、排尿や排便の障害を訴えられますが、専門医が少ないためか「年のせい。」「生命に影響はない。」と医師から伝えられ、あきらめる方が多いのも現実です。しかし臓器脱によって、性器出血やおりもの、感染に加え、膀胱の下垂によって水腎症を発症していたり、直腸の下垂による排便困難も見られます。またこの骨盤内臓器脱は高齢者に多い病気ですが、高齢になるにつれさまざまな既往症をもつ人も多くなります。当院ではメッシュを使用せず、子宮を摘出しない1時間前後の侵襲の少ない手術を行います。既往症がたくさんあっても自力歩行のできる方なら手術という選択をすることも可能です。

女性骨粗鬆症

女性は誰しも40代後半~50代前半で卵巣の機能が停止し、閉経を迎えます。つまり妊娠可能な期間を終える時期なのです。40代に入った頃から基礎代謝は低下し中年太りになりやすく、自律神経のアンバランスのため自律神経失調症を起こしやすくなります。動脈硬化症や骨粗しょう症もこの時期から少しずつ進行することが多いです閉経が近づくにつれて、エストロゲンの分泌が低下します。それと同時に骨からカルシウムがどんどん引き出され、もろくなっていきます。ついには骨はスカスカになり、骨折しやすい「骨粗鬆症」という病気になってしまいます。骨全体が弱っているため、一度折れた骨がなかなか元に戻らず、日常生活に支障をきたしたり寝たきりの原因になったりします。つまり女性は、男性に比べて老化に伴う原因に加え、閉経ということでも骨粗鬆症になりやすいと言えます。2004年から5年間、骨粗鬆症研究班に所属し、整形外科と内分泌内科、産婦人科の合同チームで骨粗鬆症の治療に取り組んでおりました。

婦人科の手術件数

 子宮全摘術円錐切除術附属器摘出術骨盤臓器脱手術その他計(緊急)
2020年131412232(9)
2021年05817030(2)
2022年12533445(1)
2023年07130543(0)
2024年06123333(0)

※2020年、2021年は新型コロナウイルスによる影響あり。