人工関節置換術後のリハビリテーション
人工関節置換術の手術を受ける方の多くは、散歩や階段で関節に痛みを感じ困っていたり、昔より姿勢が悪くなったと感じたりされています。
痛みや姿勢の悪化により手術前には関節の曲げ伸ばしに制限が出来てしまっていたり、足腰の筋力が低下してしまっている方が多くいらっしゃいます。
人工関節置換術の手術後のリハビリテーションでは、落ちてしまった筋力の強化や姿勢の改善なども手術後すぐから行っていきます。
手術後リハビリテーション開始
手術翌日からリハビリテーションが開始されます。理学療法士が病室に伺い、車いすに乗り移る練習を開始します。また、可能であれば立つ練習や関節の曲げ伸ばしも行います。
リハビリテーションの時間以外も有効に活用するため、病室での自主運動も指導させていただきます。
手術後2~3日からはリハビリテーション室で歩行練習を開始します。
最初は平行棒を使用した歩行練習から開始し、段階的に歩行器や杖などを使用していきます。歩く距離も痛みに応じて徐々に延ばしていきます。
歩行器歩行や杖歩行が安定きたら、杖なしでの歩行や階段昇降の練習や床から立つ練習、浴槽、浴槽を跨ぐ練習等、自宅に向けてのリハビリテーションを進めていきます。
リハビリテーション担当療法士と患者様1対1で患者様の状態に応じて行っていきます。手術直後は痛みもあり、不安を感じることもあるかもしれませんが、患者様の気持ちに寄り添いながら、少しでも不安を解消しながらリハビリテーションを進めていきます。
手術前は関節が痛くて諦めていた旅行に行きたい等、様々な目標を達成できるようにスタッフ一同一生懸命サポートいたしますので、一緒にリハビリテーションを頑張っていきましょう。