放射線部
放射線部は、各診療科の医師・外来看護師などと連携して、単純X線検査・CT検査・MRI検査・造影/透視検査・乳房撮影(マンモグラフィ)・血管造影検査・心臓カテーテル検査・骨塩定量検査など様々な検査を行っています。
撮影した画像は速やかに院内ネットワークで配信され、外来や病棟のPC端末で担当医がいつでも画像情報を簡単に閲覧することができます。
また、地域の医療機関の先生方からのCT、MRI検査などの依頼も積極的に受付けております。
血管造影室については、こちらをクリックください。
東芝メディカル Aquilion CXL
CT(Computed Tomography)装置
CTとはコンピュータ処理された断層画像のことです。基本的に水平断といわれる輪切りの画像を提供しますが必要に応じて冠状断、矢状断、3D(3次元)画 像など任意の画像を構築できます。また、当院の64列マルチスライスCTでは、冠動脈(心筋を栄養する動脈)や心臓そのものを描出する事に長けており、ま たその他の部位についても高精細な画像を短時間で得ることが可能です。
SIGNA Pioneer 3.0T
MRI(Magnetic Resonance Imaging;磁気共鳴画像)装置
3.0テスラMRIは1.5テスラと比べ、2倍の信号が得られるために短時間でより鮮明に病変を確認することができます。従来のものに比べ、非常に強力な磁力線と電波を利用し、全身の微細な病変を時間短縮または、高画質化を実現しました。 高解像度画像により、より小さな異変も発見しやすくなり、もしくは気づきやすくなり、早期発見・早期治療に貢献しています。 また、造影剤を使用することなく、1.5T MRIと比較して、より末梢の血管の撮像ができるようになったことで検査中の身体への負担を軽減することができます。 この導入により、より速い診断、早期治療を進めることが出来ます。
SIGNA Explorer
MRI検査は磁気の力を利用した画像検査であり、放射線を使わないので「被曝」の心配は全くありません。心臓MRI検査では心臓の働きや心臓の構造、冠動脈、心臓の筋肉(心筋)の具合など、心臓を総合的に評価することができ、入院は不要です。特に、心筋の“質的異常“を映し出すことができ、心不全の原因・心筋梗塞の範囲・心電図異常の原因などを解明する有力な診断ツールです。働きが低下した心臓、また拡張型心筋症、肥大型心筋症、サルコイドーシス、心筋炎、先天性心疾患などこれまではっきりとした診断が困難な心臓病の診断に重要な画像情報をもたらし、心臓病のより専門的診療を可能としてくれます。検査自体にかかる時間は約1時間程度です。なお、心臓MRI検査は体内に金属があると撮影できない場合がありますが、一部のペースメーカーでは検査が可能ですので事前にご相談いただければ対応できます。
MRI室が新しくなりました。こちらをクリック
東芝メディカル DREX-ZX80/J1
X線透視装置
X線透視検査とは、主に一般のレントゲン写真では写らない部位を、造影剤と呼ばれるものを使用して、X線透視のもと目的の部位を確認しながら撮影していく検査です。またX線透視は、様々な検査や処置(骨折の整復など)の補助的役割としても用いられています。
コニカミノルタ Mermaid
乳房撮影装置(マンモグラフィ装置)
マンモグラフィは丸い乳房を平らに広げて(圧迫して)撮影を行いますので、少し痛い検査です。なるべく薄く延ばしたほうがボケや重なりが少なくなり、より鮮明な画像が得られ被ばく量も少なくなります。検査の際は少しの間、我慢して御協力をお願いいたします。
当院では、精度管理中央委員会の認定を受けた女性技師が撮影いたしますので、安心して検査をお受けください。
HOLOGIC QDR Discovery Ci
骨塩定量測定装置
当院では骨祖鬆症(こつそしょうしょう)の予防・治療効果の判定や経過観察などに骨密度測定を行なっています。
骨祖鬆症とは、骨塩量(骨密度)が低下して、骨の内部が、弱くなる骨の病気です。骨祖鬆症になると、骨折しやすくなり腰や大腿骨などを骨折してしまった場 合、寝たきりになってしまうこともあります。お年寄り、特に閉経後の女性に多い病気です。早期発見のためにも検査を受けることをお勧めします。
基本的には腰椎、股関節(大腿骨)で測定を行い検査時間は5分程度寝ていただくだけで簡単に検査が行えます。